複数手術にかかわる特例改訂についての留意事項について

2024/07/17

社会保険委員会 中川裕介先生より

DLOの際のDFO・HTOの複数手術加算の件についてご連絡がありましたのでご連絡いたします。

中川先生より法令として上欄と下欄に手術の術式に上下の優劣はなく、点数が高いほうが主たる術式と算定可能という回答がございました。

令和4年3月に厚生労働省保険局医療課長から複数手術加算の特例についての留意事項が地方厚生局あてにでております。その4の箇所に「主たる手術」とは、同一手術野又は同一病巣に行った手術のうち、所定点数及び注による加算点数を合算した点数の高い手術をいうこと。なお、別表第一及び別表第三の上欄に掲げる手術が必ずしもこれに該当するものではないことに留意されたい。とありました。

同じような判断をしてしまう事例が多く、このような留意事項の周知という文章が発令されたと思われます。

上記により、大腿骨遠位骨切り術100%(33.830点)、脛骨近位骨切り術50%(14.150点)の計47.980点で算定可能です。

各地域ごとに診療報酬算定のご判断が異なると思いますがご参考までに共有させていただきます。

複数手術にかかわる特例改訂についての留意事項.pdf